1インドモーターショーきょう開幕
経済発展著しいインドのニューデリーで5日、モーターショー「第10回オートエキスポ2010」が開幕する。11日まで。世界30カ国から自動車、部品メーカーなど2500社・団体が出展し、昨年10月の東京モーターショーの103社を大幅に上回る。 拡大する市場獲得を狙い、各メーカーが投入を進める「小型車」「低価格車」に関心が集まりそうだ。 会場のプラガティ・マイダン国際展示場で4日開かれた主催者記者会見で、ラジブ・コール実行委員長は「今年は参加団体が過去最高。1986年に始まった時は105だったが、2100を超えるまでになり喜ばしい」と述べた。 出展企業・団体のうち海外からの参加は約800社で、日本勢は自動車3社と二輪1社。トヨタ自動車は、2011年初めにインド投入予定の新開発小型車「エントリー・ファミリー・カー(EFC)」のセダン型、ハッチバックの2種を世界初公開する。 インドの乗用車シェア(市場独有率)約5割のスズキと、販売拡大を目指すホンダ小型コンセプトカーを出展する。 約11万3000ルピー(約23万円)の超低価格車「ナノ」の販売で世界の話題をさらったインド大手のタタ自動車は、4タイプの新型車を展示予定。米ゼネラル・モーターズ(GM)やドイツ・フォルクスワーゲン(VW)なども乗用車を披露する予定だ。 自動車調査会社フォーイン(名古屋)によると、インドの09年の自動車販売は04年実績の約1.6倍となる220万台程度に上る見通し。

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